投資信託はFIREの夢を見るか?

投資信託でFIRE(早期リタイア)をめざす技術コンサルタント兼ひよっこ投資家のブログ(奮闘記)です。

2022年の総括

こんにちはSVDです。

2022年の資産の推移ですが、この1年間で約+5%となりました。 去年は投資信託の成績が全体的にいまいちで、毎月の収支もほぼとんとんで、ほぼボーナスの貯蓄分で最後+5%となったかんじですね、、、

去年は相場環境あまりよくなく、債券もだめ、株もだめ、ビットコインもだめで、よかったのはゴールドのみで我慢の1年となりました。

2021年12月末時点

資産 負債
現金等:893万 
金融資産等:635万
クレジットカード:-58万
合計:1538万 合計:-58万

2022年12月末時点

資産 負債
現金等:826万 
金融資産等:786万
クレジットカード:-56万
合計:1612万 合計:-56万

図出典:Business illustrations by Storyset

投資成績 2022年11月

2022年11月1日~11月30日の1カ月間の投資成績は月利0.9%でした。

年利回りに換算すると11%ですので、今月もまあよかったかなと思います。

目標としている成績は年利回り5%(月利回り0.41%)以上ですので今月は目標達成です。

運用資金(投資信託確定拠出年金、ただし現金資産・暗号資産は除く)

 7,674,910円(10月末時点)

 7,924,747円(11月末時点)※内178,330円が新規積立

2022年11月投資成績

 月利 +0.9%(年利換算 +11.6%)

分析

11月は日本株新興国の株価が少し回復したのが原因かなと思います。

引き続き、あまり一喜一憂せずにのんびり積み立てていきたいと思います。

ポートフォリオ先進国株編

こんにちは、SVDです。 アセットアロケーションの各アセットクラスを具体的に紹介していきます。

今回は先進国株を紹介します。

(Myアセットアロケーションの紹介はこちらから) svd.hatenablog.com

なぜ米国株ではなく、先進国株か

Myアセットアロケーションでは、先進国株式クラスはMSCIコクサイ・インデックスに連動する投資信託を選んでいます。 ここでよく議論になるのは、S&P500とどちらを選ぶのが良いかという論点です。単純に考えると、長期的に米国が他の先進国より成績がよいと思うならならS&P500、そうでないならMSCIコクサイを選ぶのが理にかなっています。

米国が強いのは普遍的か

この10年ほどは米国株式が強いのは間違いありません。しかし、必ずしも過去すべての期間で米国が先進国株をアウトパフォームしていたわけではありません。米国と先進国株(日本株含む)の10年間のリターンを示したものが下の緑のグラフです(モーニングスター社分析)。

グラフが0%以下が米国株より先進国株が成績がよかったとき、0%以上が米国株が成績がよかったときです。直近では米国株が優位ですが、2010年前後や1997年前後、1980年前後など、米国株が悪かったときもけっこうあることがわかります。

20年間のリターンでみると、米国の優位である期間がほとんどですが、これは2000年前後の米国を中心としたドットコムバブルのときのリターン差が大きく寄与していると思います。(近年の米国株の優位性も、グーグル・アップル・アマゾン等のIT企業がけん引しています。)

前の記事でも述べたとおり、世界史をみても永遠に繁栄し続ける大国は存在しないため、近い将来、いまの米国中心の世界は少しづつ終わりを迎えるとSVDは予想しています。 そのため、できるたけ分散させる意味で、米国だけでなく、先進国株式全体に投資をするスタンスでいます。

といっても、、、

MSCIコクサイの7割程度が米国株式ですので、あんまり神経質になる必要はなく、好みで選んで問題ないレベルかなとは思います。。。

米国株と先進国株の成績の比較(出典:モーニングスター*1)米国株=S&P500(配当込み、米ドル)、複数国株平均=MSCワールド・インデックス(配当込み、米ドル)、縦軸=米国株-複数国株平均

具体的な商品は以下の投信を選んでいます(個別の金融商品を推奨するものではありません。MSCIコクサイに連動する低コストの商品ならなんでもよいと思います)。

  • たわらノーロード 先進国株式

投資成績 2022年10月

2022年10月1日~10月31日の1カ月間の投資成績は月利2.2%でした。年利回りに換算すると30%ですので、今月はかなり好成績だったと思います。最近調子が悪い月が続いていたので、うれしいです!

いちおう目標としている成績は年利回り5%(月利回り0.41%)以上ですので今月は目標達成です。

運用資金(投資信託確定拠出年金、現金資産は除く)

 7,330,533円(9月末時点)

 7,674,910円(10月末時点)※内178,330円が新規積立

2022年10月投資成績

 月利 +2.2%(年利換算 +30.2%)

分析

 10月は先進国・日本株の株価が少し回復したのと、円安で先進国債券・新興国債券・先進国株式・海外リートなどがよかったかな?という感じです。

まああまり一喜一憂せずにのんびり積み立てていきたいと思います。

積立投資(毎月)の年利回りを計算するプログラムをつくってみた

年利回りの計算がなぜ必要か?

一定の投資期間において、投資した元本が1年あたり平均でどのくらい収益を上げたかを示すもので、よく投資の成績の指標に使われます。

自分の投資の成績が、他の投資商品や他の投資家と比べてどうだったか判断するのに便利な指標です。

投資成績の目標も「年利5%」などといったように、年利回りで表現されることがほとんどです。

年利回りの計算方法

まず以下の式①で月利回りを計算します。

 現在の資産残高(円)=Σ {毎月投資額(円)×(1 + 月利回り)^投資月数}・・・①

式①は知りたい数字が左にある『月利回り=〇〇』の形になっていないので、手計算で解くのが難しそうだというのがわかるかと思います。(学術用語では”陽に解けない”といいます。)

プログラムをを書くことで収束計算により簡単に答えを求めることができます。こういうときプログラミングができると便利ですね (^^♪

最後に式②で年利回りに換算します。

 年利回り=(1+月利回り)12 ー1・・・②

データ形式

2か月分だけサンプルでデータをいれています。 実際には下にデータが続いていきます。同じ月にいろんな金融商品を買った場合など、同じ月が複数行あっても計算できるようになっています。

新規積立額
2020 10 12,000
2020 11 12,000

コード

R言語で年利回りを計算するコードを作ってみました。

最初の3行は毎回数字を入力する必要があります。下の例では、2022年10月の金融資産残高が400万円の場合の例です。(できるだけ注意して作っていますが、バグがないとも限らないので、使用は自己責任でお願いします。)

now_year <- 2022 #今日の年を入力してください
now_month <- 10 #今日の月を入力してください
v_real <- 4000000 #今日の資産残高(円)を入力してください

library(tidyverse)
data <- read_csv("data.csv") # 上の表のデータ形式です。
data_2 <- data %>% mutate(t = (now_year -)*12 + (now_month -)) # 投資月数を計算。

if (v_real - sum(data_2$新規積立額) > 0) {
  "OK"
}else{
  "利回りはマイナスです。計算できないため終了します。"
  }

for (r in seq(0, 100/100, by = 0.01/100)) {
  v_cal_sum <-  0
  for (i in 1:nrow(data_2)) {
    v_cal = data_2$新規積立額[i] * (1+r)^data_2$t[i] #ここが式1です。
    v_cal_sum = v_cal_sum + v_cal
  }
  if (v_real - v_cal_sum < 0) { break }
}

((1+r)^12-1)*100 #パーセント表示です。ここが式2です。

ポートフォリオ 新興国株編

こんにちはSVDです。

アセットアロケーションの各アセットクラスを具体的に紹介していきます。

今回は新興国株クラスの紹介します。

(Myアセットアロケーションの紹介はこちらから) svd.hatenablog.com

先進国株だけでよいか?

SVDのアセットアロケーションでは、日本株:先進国株:新興国株=4:3:3 で保有しています。

ネットでよくみる一般的な感覚より新興国株式の割合が多いと思うのですが、その理由は以下の通りです。

  • この20年間で、記録的な水準で先進国株の成績がよい。平均への回帰*1が起きることを期待して新興国を多めに保有したい。
  • レイダリオが新著*2で述べている通り、永遠に繁栄し続ける大国は存在せず、近い将来、いまの米国中心の世界は少しづつ終わりを迎え、世界経済の重心がアジアに少しづつ移る可能性がある。

図出典:三井住友DSアセットマネジメント株式会社*3

とはいえ、ここ数年は先進国株式に比べパフォーマンスがあまりよくないのも事実なので、老後資金を作ると思って気長に待ちたいと思います。

具体的な商品は以下の投信を選んでいます(個別の銘柄の購入を推奨するものではありません)。

*1:極端なことが起きたときにその次は平均値に近づくことが多い統計的現象

*2:https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2020-05-22/QAPEYNT0AFB901

*3:https://www.smd-am.co.jp/market/daily/marketreport/2022/01/news220128gl/

ポートフォリオ日本株編②

アセットアロケーションの各アセットクラスを具体的に紹介していきます。

今回は日本株編②を紹介します。

(Myアセットアロケーションの紹介はこちらから) svd.hatenablog.com

なぜ日本株はアクティブファンドか

日本株クラスに関して、以前は日経平均に連動する投信を積み立てていたのですが、最近はもっぱらアクティブファンドを積み立てています。主に以下の理由からアクティブファンドを選んでいます。

インデックスに関する不満がある

日本株のインデックスはTOPIX日経平均がありますが、TOPIXは入れ替えがほとんどないためゾンビ企業(死にかけ企業)が含まれている、日経平均はある特定の企業(ファーストリテイリングソフトバンクファナック等)の寄与が大きすぎるなどの問題があります。  ある特定の企業の寄与が大きいこと自体はいいと思うのですが、日経平均の場合、値がさ株*1が影響しているなど、あまり納得感がないことが不満ですね。

アクティブファンドは企業の顔が見える面白さがある

いま選んでいるアクティブファンドは毎月ファンドの報告会があり、それが結構おもしろく日本経済の勉強にもなるメリットがあります。プロが選んだこれからの日本を元気にする企業に自分が間接的に投資していることも投資信託を所有する楽しさが増していてオススメです。

具体的な商品は以下の投信を選んでいます。

  • ひふみプラス(メイン)
  • セゾン共創日本ファンド(つまみ食い的にちょこっと)

図出典:Business illustrations by Storyset

*1:1単元当たりの株価の水準が高い