投資信託はFIREの夢を見るか?

投資信託でFIRE(早期リタイア)をめざす技術コンサルタント兼ひよっこ投資家のブログ(奮闘記)です。

ポートフォリオ先進国株編

こんにちは、SVDです。 アセットアロケーションの各アセットクラスを具体的に紹介していきます。

今回は先進国株を紹介します。

(Myアセットアロケーションの紹介はこちらから) svd.hatenablog.com

なぜ米国株ではなく、先進国株か

Myアセットアロケーションでは、先進国株式クラスはMSCIコクサイ・インデックスに連動する投資信託を選んでいます。 ここでよく議論になるのは、S&P500とどちらを選ぶのが良いかという論点です。単純に考えると、長期的に米国が他の先進国より成績がよいと思うならならS&P500、そうでないならMSCIコクサイを選ぶのが理にかなっています。

米国が強いのは普遍的か

この10年ほどは米国株式が強いのは間違いありません。しかし、必ずしも過去すべての期間で米国が先進国株をアウトパフォームしていたわけではありません。米国と先進国株(日本株含む)の10年間のリターンを示したものが下の緑のグラフです(モーニングスター社分析)。

グラフが0%以下が米国株より先進国株が成績がよかったとき、0%以上が米国株が成績がよかったときです。直近では米国株が優位ですが、2010年前後や1997年前後、1980年前後など、米国株が悪かったときもけっこうあることがわかります。

20年間のリターンでみると、米国の優位である期間がほとんどですが、これは2000年前後の米国を中心としたドットコムバブルのときのリターン差が大きく寄与していると思います。(近年の米国株の優位性も、グーグル・アップル・アマゾン等のIT企業がけん引しています。)

前の記事でも述べたとおり、世界史をみても永遠に繁栄し続ける大国は存在しないため、近い将来、いまの米国中心の世界は少しづつ終わりを迎えるとSVDは予想しています。 そのため、できるたけ分散させる意味で、米国だけでなく、先進国株式全体に投資をするスタンスでいます。

といっても、、、

MSCIコクサイの7割程度が米国株式ですので、あんまり神経質になる必要はなく、好みで選んで問題ないレベルかなとは思います。。。

米国株と先進国株の成績の比較(出典:モーニングスター*1)米国株=S&P500(配当込み、米ドル)、複数国株平均=MSCワールド・インデックス(配当込み、米ドル)、縦軸=米国株-複数国株平均

具体的な商品は以下の投信を選んでいます(個別の金融商品を推奨するものではありません。MSCIコクサイに連動する低コストの商品ならなんでもよいと思います)。

  • たわらノーロード 先進国株式